第一回 おとぎ話

物心つくほど歳をとってからお伽話、童話を読むとたくさんのことに気づかされる。ここでのたくさんのこととは、子どものときに読んでも気づけなかったことである。例えば、ハンス・クリスチャン・アンデルセン(H・C・アンデルセン)の書いた「もみの木」や「影法師」、グリム童話の「ブレーメンの音楽隊」「ラプンツェル」「ヨリンデとヨリンゲル」、他にも山ほどあるがこれらの話はとても生き方について多くのことを気づかせ考えさせられる。